ネット調査大手のクロスマーケティングがカーシェアリングに関する調査を発表していました。
調査は2010年7月2~5日、インターネットで東京23区、横浜市、川崎市に住む20~69歳までの男女を対象に実施し、2000件の回答を得たものです。
それによると、回答は以下の通りです。
カーシェアリングについて「知っている」と回答した人は全体の90.5%。
調査地域が都市部というのはありますが、思ったより高い率という感想です。
カーシェアリングを利用したい(とても利用したい+やや利用したい)と答えた人が25.3%。
男性の方が今後の利用意向が、若干高い傾向にあり、カーシェアリングの今後の利用意向を自動車の保有者/非保有者別でみると、保有者で利用したい人は計23.2%、非保有者で用したい人は計28.7%で、非保有者の方が若干高いものの、ほとんど変わりがない結果。婚姻状況でみても、未婚者で利用したい人計26.8%、既婚者で利用したい人計24.7%ととくに変わりない結果となりました。
カーシェアリングの「魅力」に対する回答は次の通りです。
全体では、1位は「レンタカーよりも短時間の利用ができる」65.6%、2位は「利用料(会費)が安い」61.4%、3位は「メンテナンスが不要」55.1%。
これらは、カーシェアリング各社がアピールしているポイントとも重なっていますので、カーシェアリングのメリット自体は浸透しているものと思われいます。
カーシェアリングを「利用しない理由」は次の通りです。
全体では、1位は「近くに利用できるサービスがない」50.1%、2位は「自宅で保有している車があるから」39.6%、3位は「自宅からカーシェアリングの車がある場所までの移動が面倒くさい」24.9%と続く、車の保有者/非保有者別にみても、保有者も非保有者も「近くに利用できるサービスがない」(保有者43.5%、非保有者58.7%)と、「自宅からカーシェアリングの車がある場所までの移動が面倒くさい」(保有者20.6%、非保有者30.5%)は、全体と同じで、利用しない理由の上位となっています。
クロスマーケティング社では、
「カーシェアリングの利用者を増やすには、カーステーションの増設、車の台数を増やすことが重要なのかもしれない。また、ペットを乗せられる車を用意するなど、少数の利用者にもきめ細かいサービスをすることも、利用者増加につながりそうだ。」
と、分析していますが、カーシェアリング各社がステーションを増やしているのも同様な認識に沿ったものと思われます。
カーシェアリングで利用したい車に対しての回答は次の通りとなっています。
車のタイプで1位は「ハイブリッド」75.2%、2位は「EV(電気自動車)」50.5%、3位は「ガソリン車」46.8%とないます。
EVはまだ、三菱自動車のアイ・ミーブやスバルのプラグイン・ステラぐらいしか大手メーカーの市販車はありませんが、乗ってみたい車としては非常に人気があるといえるようです。
ボディタイプの1位は「コンパクトカー」47.5%で、2位は「4ドアセダン/ハードトップ、5ドアセダン」40.3%、3位は「ミニバン/ワンボックス」36.6%という結果となっています。
サービスとしては浸透しつつあるものの、まだ利用率が低いのは、ステーションの数や車種のバリュエーションなどいくつかの理由はあるようですが、サービス会社各社の努力の方向は間違っていないようです。